FEMに微分方程式が出てくる理由。 FEMに微分方程式が出てくる理由として、こんな風に考えているのですが どうでしょか? □--OOOOOO---oooooo---> X f1 f2 k1 k2 x1 x2 上記の2本の直列バネを全体でXの長さだけ伸ばすとします。 バネ1にf1の力がかかり、伸びx1 (f1=k1*x1) バネ2にf2の力がかかり、伸びx2 (f2=k2*x2) の状態になっているとします。 又 X=x1 + x2 です。 ここで普通なら f1=f2ですが、ここでは、その事は敢えてわかっていないとします さて、f1=f2とは限らないとすると、例えば Xの伸びを 全部バネ1が受け持って x1=X , x2=0 でも x1+x2=Xだし x1=X/2 , x2=X/2 でも x1+x2=Xとなるわけですが、 弾性問題では、全ポテンシャルエネルギーが最低となる位置で停留するという 「ポテンシャルエネルギー最小化の法則」っていうのがありまして、 これは弾性でも磁場解析でも電位解析でも、とにかく適当なポテンシャルエネルギー関数 を定義すればそれが最小になるようなポテンシャルを求めると、実際のポテンシャル分布 になります。(らしいです(笑)) これらの場合、最低値になる時に微分係数は0となりますので、微分係数が0となる点を 求めればいいってことで、 この時エネルギーとしてW=FX/2 を考えると W=0.5* (f1*x1 + f2*x2 ) で x2=X-x1 だから W=0.5*( k1*x1^2 + k2*x2^2) = 0.5*( k1*x1 + k2*X^2 - 2*k2*X*x1 + k2*x1^2 ) となります。 ここでWはx1の関数になっているので ( W=G(x1) )を x1で微分すれば dW/d(x1)=0.5*( 2*x1*k1 - 2*X*k2 + 2*x1*k2 ) これが =0なので x1=X * k2/(k1+k2) , x2=X * k1/(k1+k2) となります。 むろん、この様に「ポテンシャルエネルギー最小化の法則」を使わずに剛性マトリクスを 作ってもいいのですが、多くの場合はこの「ポテンシャルエネルギー最小化の法則」 っていうのが使われているので微分方程式が出てくる、ということです。 (何故、良く使われるか?っていうのはよくわからないのですが、多分いろいろと  便利なのでしょう) 何か勘違いしている所があったら指摘してくださいませ。 ------------------------------------------------------ atmori Engineer LABO (Japanese) http://www.hoops.ne.jp/~atmori/index.htm E-mail : smori@digital.artist.ne.jp -----------------------------------------------------